2018沼津トライアスロン駅伝②ー煽る若菜と悟りの眼。

   

大会当日の翌朝、宿舎を6時に出発。程なく会場入りして8時30分のスタートに向けて支度をする。

この大会で注意するべき点は、レース直前の過ごし方だろう。行動の拠点は、海岸線と平行に走る土手になる。つまり日を遮るものが一切存在せず、直射日光に晒され続けることになる。日焼け止めを塗ることはもちろん、ロングTシャツを着たりキャップを被ったりと、日よけ対策が重要になる。タープの中にいられるならそれもいいだろう。

スイムー0.75km

「暑い・・・・汗汗汗汗汗」

朝8時からスイムチェック、この時点で気温は30度を超えている。もちろん水温も十分に高いが、大会規定によりウェットスーツを着用しなくてはいけない。普段、Hi-Ridge特製ウェットスーツの保温性は大きなアドバンテージになる。大抵の場合は水温がある程度低いからだ。例えば今年の関カレなら水温は19度だったし、5月の横浜トライアスロンもそれくらいだった。ウェットスーツによって冷たい水から体温を守れて初めて、満足に泳ぐことができる。

ところがここは8月の沼津。水温が十分に高い上、スイムチェック後には浜で待機することになると、話が違ってくる。スタートまでの待機時間でのぼせるような感覚に陥ってしまい、スタート直後から、身体が動きづらい状態が続く。同時にバトルにも巻き込まれてしまい万事休す。泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。750mに12分半近くかけてしまう。まるで1年生の時のようなタイム。無念なり。

 

バイクー20km

若菜「おーーいwww何やってんだーーーwww」

トランジションに入ると満面の笑みを浮かべた若菜が嬉しそうに煽ってくる。君が入水するころにはもっと水温が高くなっているのだぞ。今のうちに楽しい時間を過ごし給え。

バイクスタート直後、スイムの影響から気分がすぐれないので、色々と試してみる。トップスピードウルトラミネラルタブレットで、水分とミネラルを補給し、パワージェルハイドロのコーラ味で、糖分とカフェインを摂取する。さらに身体に水をかけて、バイクの気流を使って身体を冷やす、といったところである。すると、徐々に気分の悪さは解消され、身体も動くようになっていく。その間およそ片道分の15分。一概に言えないが、15分あればスイムで気分が悪くなっても、もとに戻すことができるようだ。スプリントのレースでだと立て直すのは難しいかもしれないけど、ロングのレースなら、十分に巻き返しが可能だろう。

ちゃんと動けるようになってきたので、復路は250Wくらいを目安に淡々と漕ぐ。5人くらいパスして最後のランへ。

 

ランー5km

カンカン照りの海岸線とは対称に、ランでは松林の中を通る。土手付近の区間以外はほとんどが日陰の、身体に優しいコースだ。関カレと同様に、今回もCloudracerで走る。前回と一つだけ違うのは、このレースがCloudracerにとっての引退レースとなることだ。

思い起こしてみれば、短い距離は、ほぼいつもこの子と走ってきた。レースなら、2016年7月の長良川に始まり、学生レースの最高峰であるインカレ、初レースよりも時間をかけてしまった宮崎。トレーニングなら、2回の夏合宿と、日々の練習。1つのシューズを2年間も履いたのは初めてかもしれない。レーシングシューズの軽量さと弾むような感覚を同時に味わえる最高のシューズなのだが、遂にソールが切れてしまった。これは「もうこれ以上足を守れない」というサインなのだと思っている。

レースの話に戻ると、スイム後の絶望感と打って変わって、極めて快調に走ることができた。バイクで体調が回復したので、ランスタートの頃には準備万端の状態になったのだろう。3人ほどパスして遂に若菜にバトンタッチ。あとは頼んだぞ。

 

出番を終えて応援に回っていると、普段は考えられないようなアナウンスが。

「現在、気温は37度です。通常であれば運動が禁止される気象条件ですが、やります」。

やりますwww

 

時間が経過するにつれて波が高くなり、目論見通り3走のスイムは中止に。全体の2位、大学OBOGの部1位で若菜から引き継いだアンカーの武井がしっかりと順位を守って、3人でフィニッシュ。

レース後、スイカにがっつくところを激写されてしまった。

どうした若菜、レース中に何があった。

 

この後は干物を買って帰路につきましたとさ。

沼津編、おしまい。

 - 2018沼津トライアスロン駅伝, Team J.