2018年横浜トライアスロン①ー乳酸菌に相談だ

      2018/05/23

横浜トライアスロンを翌々日に控えた金曜日、謎の腹痛に悩まされていた。レース前日の土曜日になっても収まる気配が見えない。トイレに呼ばれる類の腹痛ではなく、胃のあたりが痛む感じがする。胃とか腸とか言えば、新橋で乳酸菌を売るあの男である。

競技説明会で合流し、聞いてみる。

佐相「胃が痛いんだけど、乳酸菌で治る?」

若菜「乳酸菌は腸で働くんだよね。腸の働きが良くなることを通じて、胃痛が改善されることはあると思うよ」

説明会が始まってしまったので乳酸菌トークはしばし中断する。乳酸菌の向こうにかすかな希望が見えてきた。帰りの東横線内、さっそく再開する。

佐相「1ボトルに乳酸菌いくつ入ってるの?」

若菜「主力飲料には200億個、倍の400億個が入ってる強化版もあるよ。川口春奈がCMやってる『四角いやつ』は300億入ってるね!。フタがあるから飲みやすいんだよ。通常バージョンって開栓しちゃうと飲みきりなんだよね。フタがあればちびちび飲めるんだよ~小さいペットボトルの飲むヨーグルトあるよね。あれは蓋が付いてて、すっごい飲みやすいんだよね~」

1聞いたら10返ってくる。会社の研修ってすげえ。

佐相「乳酸菌って摂取したうちのどれくらい体内に吸収されるの?」

若菜「まず、摂った乳酸菌の全てが腸に届くわけじゃない。胃液や胆汁があるからね。ただうちの乳酸菌であるシロタ株は腸に届きやすい。このシロタ株が小腸に届くと、整腸作用と免疫力の向上が見込まれる。大腸に届くと、善玉菌であるビフィズス菌が増えて、大腸菌が減るんだよね。」

いつも決まって話題は競技の話だった若菜。いまや乳酸菌マスターになっている。さり気なく自社の製品を推す術まで身につけているようである。

佐相「乳酸菌ってどれくらいの頻度で飲まないといけない?」

若菜「乳酸菌は食物と一緒に体外に排出されてしまうから、継続的に摂取し続けないといけない。ちなみに今のおれの体内には3兆個。」

しかも体内には3兆個の乳酸菌を宿している。兆と聞くと国家予算とかそっちを想像する。若菜の体内には国家予算単位の乳酸菌が息を潜めている。

レースが終わっても痛みが消えないので不審に思い、内科に行ってみた。血液検査やCTの結果、悪さをしているのは大腸だということが判明する。どうやら大腸憩室炎というものにかかっているらしい。簡単に言うと、大腸の一部がはみ出してしまっているようである。一体どこにはみ出してどうやってしまうんだ。先生のカルテに書かれていた「大腸腫瘍疑い」「採血[至急]」「CT[至急]」にはヒヤヒヤしたものである。

治療のための抗生物質を処方されたのだが、副作用として腸内の細胞が死滅してしまうことがあるという。もちろん腸内の乳酸菌とて例外ではない。つまり外部から摂取する必要があるということである。

つづく

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