きさとらと99T、千葉を股にかける戦い①ーOnのウェザージャケットを着ていたらすんげえネコに出会えた話。

      2018/09/28

7月の初めごろ、10月のアイアンマンハワイに向けて、ショートディスタンスのレースを探していた。高強度短時間のトレーニングの一環であり、また日頃のトレーニングでは見つけられない課題を探る場との位置付けだ。8月の終わりから9月の頭にかけて関東近郊で行われるレースを検索したところ、以下の2つに出会った。

・木更津トライアスロン(通称:きさとら)
・九十九里トライアスロン(通称:99T)

これらの大会には、チームから出場する選手も多く、レース自体を楽しむこともできるだろう。早速エントリーして、夏の成果を確認する機会を楽しみに過ごす。

8/25 9:00
前日移動して木更津に移動する。お盆に少し練習しすぎてしまったり、合宿の疲れを引きずっていたりなので、レースの前日はゆっくり過ごすことにした。アクアラインの混雑を避けるために、午前中の早い時間には木更津に入る。競技説明会まで時間の余裕があったので、海際の公園で時間を潰す。車内は暑いので、外に出て歩くと、気温は既に30度をとうに超えているようだ。そして遮るもののない直射日光。大会前日の日焼けはご法度なので、この日のために準備してもらったら上着を着る。

Onのウェザージャケットである。

肌寒い時期の防寒具としてはもちろん、その通気性のよさから、夏の日射し避けとしても有用に違いないと想像していた。

着てみると、まずはその軽さに驚く。確かに着ているはずなのに、まるで何も羽織っていないかのようなのだ。食料用の測りで計測してみると、今まで使っていたジャージのうち、最も軽いものが274gだった(フードなし)。対してウェザージャケットは、わずかに実測170g(Mサイズ)。その差は100gばかりではあるが、着てみれば分かる。軽い。

次に、胸の部分の大胆なベンチレーション。端から見ただけでは分かりにくいのだが、ちょうど大胸筋の下あたりに、ウェアの内部の空気を外に出すための構造がある。

寒い時期、走り初めは肌寒くても、走るうちに身体があたたまってくるものだ。汗っかきで、冬のランニングウェアに困る身としてはありがたい。

Onらしさを最も強く感じたのは、フード袖口だ。東京湾を臨む海際に位置する木更津海浜公園、爆風が吹き荒れていた。車で アクアラインを走っていると、風速10mとか15mとか出てくると思う。高速道路よりは穏やかとはいえ、バイクコースで吹いていたら困るような風が、公園でも吹いていた。

そんな暴風の中でも、ウェザージャケットのフードは、しっかりと頭を守ってくれた。秘密は、どうやらフードの構造と素材にあるようである。

フードは二重構造になっていて、それぞれ別の素材が使われている。内側には、伸び縮みする柔らかい素材が使われている。かたや外側には、重さと固さのある素材が使われている。内側素材が頭の形にぴったりフィットしてくれる上、外側素材が絶妙なおもしになっていて、フードが風で飛ばないようになっていると思われる。さらに外側の素材は、野球帽のツバのように機能してくれる。深く被れば、雨や日射しから眼を守ってくれそうだ。

フードを被って走っていると、ランニングの上下動や風圧で、飛ばされてしまうことが多い。このウェザージャケットなら、しっかりフードを被ったまま走れそうだ。
最後は袖口である。生地のカットの角度が普通のそれと違うのである。手の甲側の袖が長く、手のひら側の袖が短いのだ。

いざ着てみると、とても使いやすい。というとも手首を内側に曲げたとき、袖口に邪魔されずに作業ができるからだ。シューズの紐を結んだり、スマホをいじったり、ジャケットのチャックを上げたりといった動作には、全て手首を内側に曲げる動きが伴う。必然的に、袖口が邪魔をする。これまで着ていたジャージでは、無意識のうちに袖捲りをしてからこういった動作を行っていたが、ウェザージャケットならそんなことをしなくてよくなるのだ。

小学生の頃から色んなメーカーの色んな防寒具を着てきたが、機能性や作りの良さにここまで驚かされたのは初めてだ。もし少しでも気になるのなら、ぜひ一度着てみることをおすすめしたい。

ウェザージャケットを着て公園内を歩いていると、

なんだその格好は。そんなに伸びるのか。

摺り足で近寄ると、こちらに気がついた。まずい。起こしてしまったか。こちらを一瞥すると、また眼を閉じた。思い出されるのは、夏目漱石「我輩は猫である」の猫である。

猫「人間か。構わん

昼食は穴子丼。これで1100円。東京で食べたら3000円くらいしそう。おいしい。

競技説明会に出席して、ローカルルールを確認する。自衛隊の駐屯地で行われるこの大会、ゴミを出さないために、レース中はトランジションエリア以外でのジェルの補給が禁じられている。それ以外の区間では、フラスクやボトルを使わなくてはいけない。フラスク持ってきてよかった。

夜は「きよみず」で刺身定食。光り物がおいしい。うーん、おいしい!!これで1130円。

木更津は安くて美味しい街でした。あと、よく伸びるネコもいるよ。

 

つづく

 - 2018きさとら99T